スベリスト夏目の歴史からものごとを考えるブログ

現役放課後等デイサービスが伝える発達障害の支援方法や歴史学観点から見た教育や子育て方法について

教員が社会を知らないと言われるのは、生まれ持っての学力や環境が大きく関係する

どうもスベリストです。

前回の記事はこちら
nattsu1991.hatenadiary.jp

家庭における子どもの教育のことについて書きましたが、今回は教員側のことについて書きます。


よく言われている



学校の先生は社会を知らないといわれることについて実際の現場の経験を交えて書きます。
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果たして本当に社会を知らないのか?


目次

1.教員になる人はどんな人が多いのか?


学校の先生と一口に行ってもたくさん全国にいます。


1つに分類することは難しいですがどのような人が多いのか?

1-1優秀すぎる人は教員にならない


子どもの頃、学年の中ですべての教科ができる天才的な子はいませんでしたか?
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全ての教科が90点以上で100点もいくつかとる。



先生が何も言わなくても授業の内容をすべて理解してしまう、先生側からすると非常にありがたい存在の子どもです。



しかし、そういった子どもは教員にはなりません



なぜかというと、教員に対して尊敬の心を持ちにくいからです



頭が良すぎるがゆえに先生よりも学習能力が上になってしまうことがあります。



そうなると、学力が上回っているので子どもは先生のことを場合によっては見下すようになります。



また、勉強は教わらなくてもできるので、先生に全くお世話になりません。




その結果教員に対してあこがれは持てなくなり、将来の選択肢として教員を選びません。



頭がいいので自分自身で高い目標を設定して人生を切り開くことができるので様々な選択肢があり、自由に選択することができます。



ちなみに愛知県では一番学力の高い名古屋大学出身の教員は少ないです(しかし高校以上になると専門性も高くなるので高学歴の先生もいます。また私立の名門校も教える内容のレベルが高いので高学歴の方がいることもあります)




愛知県で多いのがだいたい多いのが愛知教育大学です。(決してものすごく頭が悪いわけではありません)




1-2子どもの頃先生に世話になる悪い子は教員になれない


子どもの頃学校の中で悪さをしてよく怒られている同級生はいませんでしたか?


先生が家まで家庭訪問をしたり、警察まで付き添ったりしてよく先生の面倒をかけている子はいたと思います。
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しかしそういった子はあまり教員にはなりません。(すべてがそうとは限りませんが)



なぜなら、学力が足りないからです。



問題を起こす生徒のほとんどが学力が低いことが多いです。



学習ができないことが原因で自己肯定感が低くなり、授業をさぼったり、不登校になったりと学力を原因とする問題は多いです。



それに対して、先生も一生懸命寄り添い子どもも心を入れ替えて努力したとします。



それでも周りの環境がその子の頑張りを邪魔してしまうことがあります。



学校で問題を起こす生徒のほとんどが家庭環境に問題があります。



母子家庭や生活保護でお金がなかったり、外国籍で日本の教育のことについて理解が乏しかったりといった環境にいることがあります。


そのため学力をつけてもなかなか大学に行くことができないです。(余談ですが、いろいろな学校に行っていますが、外国籍から帰化したと思われる先生に会ったことはほとんどないです。)


またその子がいた友人関係も目標意識が高いわけではないので、大学に行かずに高校を出て就職する子が多いです。


結論として子どもの頃悪いことして先生に世話になった子は、学力が低い子が多く、努力して頑張っても周りの環境的にも教員になるのは少ないです。

1-3教員になる人の成績は

教員になる人の成績は頭が極端に良すぎず、かといって悪すぎてもなれないので、


真ん中より上ぐらいの成績である程度得意科目は90点ぐらい取れるような人かなと思います。

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ちなみに私はまさしくこれでした。



ある程度基本的な学力があって、それに加えて努力もしっかりできた人がなっているのかなと思います。

2.教員になりやすい家庭環境は

学力的には中の上ぐらいの人がなることが多いですが、家庭環境的にはどうなのでしょうか?

2-1番教員になる家庭はある程度収入がある

教員になるためには高校に通って、その上で大学に行かなければなりません。



そこで教員養成のカリキュラムを履修しなけばなりません。



大学に通うにはお金がかかります。


国立であれば学費が年間50万ぐらい、私立であれば100万ぐらいかかります。(それ以外にも下宿費用などが掛かります。学費は年々増えています)


なので、お金がない家庭は通うのが大変です。(奨学金の制度もありますが、返せていない人も多いようです)


そのため親が大学に行かせるだけの余裕がなければなりません。


家庭環境的にはある程度の収入があります。

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学生の頃同じ学部に母子家庭の人ほとんどいませんでした。


生活保護世帯もいませんでした。

2-2 親が教師の場合その子も教員を目指すことが多い


子どもの頃に先生に憧れて教師を目指す人は多いです


その中で親が教師をしている場合、教員の世界について情報が得やすいです。
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良いこともあれば悪いことも知れるので、教師の子が教師になることは多いです。


大学時代に親が教師という教員の志望の学生は多く、現場に就いてからも親が教師という方は多くいました。


教師の子が教師になることのメリットもありますが、デメリットもあります。


それが実は教員が社会を知らないということにつながってきます。

3.教員になったときに様々な家庭に遭遇して衝撃を受ける


教員になると様々な家庭の子どもと関わります。
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私が生まれ育った地域はは、母子・父子家庭は少なく、ほとんどが両親が健在でした。



その上で祖父母とも同居している子も多かったです。



それが私にとって当たり前の家庭環境だと思っていました。


しかし、教員になってみると様々な家庭があることを肌で感じました。


母子・父子家庭はもちろん、外国籍の家庭、生活保護の家庭、家が豪邸な家庭など様々な家庭と関わる様になりました。(放課後等デイサービスの経験も多少混じっています)


それによって自分が当たり前だと思っていた価値観は見事に破壊させられました。



ただ、これが今の時代なんだと受け入れるしかありませんでした。


しかし、中には受け入れられない教員もいます。


あの家庭は親の躾がなっていない、あの親はおかしいといった親が一方的に悪いと考える教師もいました。


もちろん怠けている人もいるかもしれませんが、止むを得ずそう行った状況になった人もいます。


ですから、親が悪いと決めつけるのではなく、なぜそういった状況になったのか分析して親に寄り添う姿勢を見せることが大切だと思います

4.いきなり現場に入るのでクレームの対応が分からず、うつ病になりやすい


教師という仕事はなるとすぐに、担任を任されることが多いです。(小学校は常勤講師でもいきなり担任を任されることが多いです)


ほとんどが大学卒業後になるので、いわゆる社会人経験がありません
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そのため一般企業であるような誰かの下について学んだり、みっちり何か月か研修をしてから現場に入ったりといったことがないのでなかなか事前に仕事を学ぶ機会がありません。



なのでわけもわからず現場に入って、そこでクレームをいきなりもらうと気持ちが滅入ってしまうわけです。(私もそうでした)



対応の仕方も経験がないことなのでわけもわからず、逆にクレームを大きくしてしますこともあります。



クレームは期待しているから言ってくるんだと上の先生から言われたとしても、落ち込むものは落ち込みます。




また、何年もやっているベテランの先生といきなり比べられます。



あの先生の方が授業が面白かったといったことも直に言ってくる生徒もいます。(私も何人もの生徒に言われました。中には○○予備校の先生の方が授業が面白いと言ってくる子もいました)



プロ野球でいうと入団したての新人がレギュラー選手に勝負を挑むようなものです



優秀な先生はそれでも対応できますが、皆が皆そうではありません。



前の先生が優秀であればあるほど、後を任される人は大変です。




頑張りすぎてうつ病になってしまう人も多いようです。


5.全員に無理に好かれようとする


教員になると、みんなから好かれたいと思いがちです。


嫌われるよりも人間好かれたいからですからね。



しかしそれをやろうとすると結構無理が起きます。



子どもを叱って嫌われるのを怖れたり、子どものわがままを聞いたりして本当に言いたいことも言えなくなってきます。



全員から好かれるなんてことは、仕事をしていてありえません。



逆に嫌われてもいいやというぐらいの気持ちでやった方がいいかもしれません。

6.忙しくて社会で起きている情報を得る余裕がない

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学校の朝は早いです。


朝は7:00ぐらいに出て8:00ぐらいには学校に行きます。


そこから16時ぐらいまでは子どもと授業や給食、掃除などでかかわります。



中学校の場合は18時ぐらいまで部活をするので子どもが帰るのはもっと遅いです。




子どもが帰ってからの時間でも事務仕事や授業の準備、打ち合わせなどがあります。



1年目の先生などは仕事がわからないので、時間がかかり変えるのも遅いです。



そんなクタクタな状態で日々の生活を送っているので、なかなか社会で起きている情報を得ることができません。



土日も部活などがあり、疲れをリフレッシュできないこともあります。



社会を知らないといわれるのはなかなか知ろうとする時間がないのが実情かなと思います。

7.親が教員の場合社会人経験がないので本当によくわからない


教員の親は教員が多いと書きましたがその弊害として、親が社会人経験をしていないということです。



子どもの親はほとんどが一般企業に勤めています。


なので一般企業であることを経験をしていないので、よくわかりません。


仕事をクビになることもありませんし、利益を上げるために仕事をしたこともありませんから。


そのため社会を知らないといわれやすいです。


8.まとめ

教員が社会を知らないということはなんとなくわかる気もします。



しかし、それを改善する余裕もなく、目の前の仕事をするのに必死なことも知っておくべきだと思います。



実際の教員の仕事を体験すると、クレームではなく教員に対する感謝の気持ちが生まれると思います。



お互いが慮ることが大切なのではないでしょうか?




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