どうもスベリスト夏目です。
今年は自然災害が多い年だったと思います。
西日本豪雨や先日の台風被害などなど。
その中で北海道胆振東部地震。
最大震度7で非常に大きな被害が発生いたしました。
しかし、北海道全土が被害を受けたわけではありません。1か月がたち日常生活を取り戻しているところもあります。
ただ風評被害によって北海道に行くの危ないと思われているため観光客の訪問が激減しているそうです。なので北海道のことを応援するために今回はブログで書きます。
タイトルの北海道を旅する上での注意事項を書いていきます。
私自身が北海道を旅した経験がもとになっています。
目次
1.北海道の距離感は本州とは全く違う
北海道は本州とはまったく違います。そこから思いもしないようなトラブルが発生します。
1-1 都市間の距離が本州とは全く違う
私は愛知県に現在住んでいますが、名古屋を中心とした書く地方都市間の距離感はせいぜい1時間ぐらいあればほとんどの主要都市につながります。ものすごく遠い場所であっても2時間ぐらいあれば行けます。
しかし北海道は違います。
かつてこんなツイートがあり話題となりました。
【道民は思った】
— じわじわ笑えるシュールネタ (@jiwajiwaneta) 2013年8月19日
他県民「2泊3日で北海道旅行行きたい ♥」
他県民「まずは札幌行って観光してから小樽行く♥」
他県民「それから旭川行って富良野の行って ♥」
他県民「帰りは函館見て帰りたい ♥」
ほぼ移動 pic.twitter.com/QmlZl8yRpC
北海道デカさ実感ゲーム。 http://t.co/hgGk7vTCGN pic.twitter.com/0GcMRIuME4
— むらちゃん@相互フォロー (@opticgate) 2014年6月14日
北海道の大きさを本州と比較したものです。
北海道は複数の都府県が余裕で入ってしまう大きさなのです!
なので都市間距離が本州の都府県とは全く違います。
例えば県庁所在地の札幌から各都市間の距離をいかにまとめました。
都市から都市 | 距離 |
---|---|
札幌→旭川 | 約140km |
札幌→函館 | 約250km |
札幌→帯広 | 約200km |
札幌→釧路 | 約310km |
札幌→北見 | 約290km |
実際にグーグルマップで測ってみてください。距離がありすぎるのがわかります
私の住んでいる愛知県と比べてみましょう。
都市から都市 | 距離 |
---|---|
名古屋→豊田 | 約40km |
名古屋→岡崎 | 約40km |
名古屋→一宮 | 約20km |
名古屋→豊橋 | 約70km |
名古屋→刈谷 | 約30km |
桁が一つ違います!
本州だと県がまたぐ距離になってしまいます。
なので観光するときはどこに何があるのかを考えてルートを決めましょう。そうしないと移動だけで旅行が終わってしまいます。
1-2 信号がなさ過ぎてついついスピードが出てしまう
北海道は道がとにかく広くて平坦でまっすぐな道が多いです。そして信号がないのでものすごくスムーズに進みます。
私自身自転車で旅をしていた時に同じような景色ばかりで本当に進んでいるのかと思ってしまうこともありました。
しかし、自転車に乗って1時間後にどれぐらい進んだのかマップで見ると、
25kmも進んでいました!(スピードの出やすいロードバイクではありません。マウンテンバイクでした)
愛知県だと名古屋から一宮の距離に相当しますが、1時間で進むのはかなり難しいと思います。(というか無理です)
当然車でも同じです。
そのためについついスピードを出してしまいがちです。一般道でも80kmぐらいで走っている車もありました。
そうなるとスピード違反で、
警察に捕まってしまいます。
地元の人はどのあたりで警察が見張っているのか熟知していますが、観光で来る人はどこにいるのかわかりません。
運転が気持ちよくても、スピードの出しすぎには注意しましょう。楽しい旅行が台無しになってしまうので。
1-3 郊外に出るとコンビニやガソリンスタンド全くない場所がある
都市圏であれば車を運転していれば5分から10分でコンビニやガソリンスタンドが見つかるかと思います。
しかし、北海道では違います。
本当に全くない場所があります。(ガチです)
そうすると道中でガソリンが切れてしまったり、食べ物や水がなくなってしまうことがあります。(少し大げさですが)
なのである程度余裕を持って行動をしましょう。ガソリンが半分ぐらいでまだ大丈夫だなと思っても補給したり、お腹いっぱいだからご飯はいらないと思わずにストックしておいたりして備えをしておきましょう。
2.北海道は本州とは季節感が違う
北海道は日本で最も北にある地域です。緯度が高い地域であるので他の地域とは気候が大きく違ってきます。
その機構の違いから起きるトラブルについて書いています。
2-1 夏でも寒い
本州で夏といえばTシャツで半ズボンでも暑いかと思います。(高冷地は違いますが)
今年の夏のように40度近くまで上がると熱中症で倒れる人も多いかと思います。
一方で北海道は本州とは違って、夏でも涼しいところは涼しいです。
気温が上がらないところは本当に上がりません。
私自身9月に自転車で旅をしたときに、プレハブ小屋で寝たときがありました。寝るときは寝袋でした。
朝起きると何かものすごく寒いなと思って眼が覚めると、
室内の気温は9度!
9月に本州で10度を切ることはほとんどないかと思います。
基本的に秋冬は1、2か月早く来て春夏は1、2か月遅く来るようなイメージです。
そのために本州との季節のズレが起きてしまいます。
なので、暑いからと行っても必ず上着は持って旅行に出かけましょう!
2-2 素人に北海道の雪道は危険
本州と違って冬が来るのが非常に早いです。11月頃には本州でいうところの冬が始まります。
そして終わるのが4月ごろです。
4月に終わって5月はじめのGWぐらいに桜が咲きます。
日本の他の地域とは大きく異なってきます。
なので車で観光しようと思うのでしたら、5〜10月がおススメです。
11〜4月ぐらいは冬の時期で、その中でも12〜3月は路面が凍っていたり、雪が積もっていたりするので雪道に慣れていない人は危険です。
2016年はエグザイルの方がアイスバーンで事故に遭っています。
JAFの人が立ち往生している車を助けに行って亡くなるということも今年はありました。
なので運転に自信があってもできるだけ現地の方やツアーなどを使っていきましょう。
3.人間以外の生き物にも気をつけなければならない
北海道といえば大自然というイメージがあり、生き物の宝庫というイメージもあります。しかし、生き物は人間にとって危険な側面もあります。
3-1 エゾシカ
鹿というと草食動物で優しいイメージがありますが、実は衝突事故を起こしている動物ということはご存知でしょうか?
平成29年には1年間で約2400件もエゾシカによる事故発生しています。
一日あたりだと7件ぐらい発生していることになります。
北海道の警察も注意を呼びかけています。
10〜12月が1番事故が多く、夕方の時間帯に事故が多くなるので車で北海道に行く際はエゾシカの事故に遭わないように気をつけましょう!
3-2 羆(ひぐま)
北海道と言えば、
羆(ひぐま)
そんなイメージの方もいらっしゃるかと思います。
熊は基本的に雑食で季節によって食べるものを変えている生き物です。
普段は人間とは関わらない羆ですが、近年では街中に姿を表すことも増えているようです。
その際に間違っても餌付けをしないようにしましょう。
知床などでは羆への餌付けを禁止している地域もあります。一度人間から餌を与えられると味をしめて人間の住む世界に来るようになるので無闇やたらにやらないようにしましょう。
また人間を襲うこともあるので近づかないようにしましょう。
それでも熊を見たいという方はクマ牧場に行ってみましょう。
とってもかわいいです。
3-3 キツネ
キツネは本州では珍しいと生き物で、見ることができるとラッキーと思ってあのフサフサな身体を触りたくなってしまいます。
しかし、キツネには実はものすごく危険があります。
そらはエキノコックスです。
エキノコックスとはエキノコックスと呼ばれる寄生虫が主に肝臓に寄生して起こる病気です。自然界ではキツネと野ネズミに寄生しています。
主にエキノコックスはキツネと野ネズミの食べる食べられるの関係で発生します。
キツネに成虫が寄生→エキノコックスの卵が糞と一緒に排泄→木の芽などと一緒に野ネズミが食べる(幼虫が寄生)→キツネが野ネズミを食べる
この一連の流れが繰り返されます。
なので野生のキツネの中にはエキノコックスが寄生しているキツネもいます。
そしてそれに間違って感染しても人間が感染したかは気づきません。
エキノコックスは潜伏期が長く子どもで5年、大人であれば数十年といわれています。いつ感染したものなのか全く分かりません。
気が付いた時には重い肝障害を引き起こすこともあります。
そういった病気に感染したくないと思う方はキツネには触れないようにしましょう。
心当たりがあるなと思った方は一度病院に行ってみてください。
4.食べ物について
北海道といえば美味しい食べ物です。それのどこが注意事項なのか書いていきます。
4-1 ソフトクリームはどこで食べると美味しいのか?
牛乳の生産量が最も多い北海道。その牛乳でつくられた食べ物は美味しいものばかりですり
その中でも私がオススメしたいのが、ソフトクリーム。
濃厚で甘みがあってとても美味しかったです。
2週間ほど北海道を旅する中でソフトクリームについて気がついたことがあります。
それは、
どこで食べても美味しい!
自分が味オンチなのかもしれませんが、だいたいどこで食べても美味しかったです。
ほとんどの場所で搾りたての牛乳で作られているので美味しいものばかりです。
これは実際に行ってたくさん食べてどこが美味しいのか探してみてください!
4-2 美味しいものばかり食べて、普段食べるものがおいしくなくなる
北海道に行くと毎日美味しいものばかり食べられます。
コンビニですらセイコーマートという北海道で最強のシェアを誇る店舗があります。ここの食べ物は美味しいです。
ボリュームもあるので若い男性はもってこいです。
しかし、それを食べ続けてしまうと普段食べているものが美味しく感じなくなります。
いいものを普段の生活でも食べていれば別ですが、そうでない場合はそのギャップが大きいです。
たくさん食べてもいいですが、その後の影響も考えましょう。
5.まとめ
- 都市間の距離が本州と同じ感覚で行くと痛い目を見る
- 運転はスピードが出すぎるので注意
- ガソリンや食料がなくなる前に早め準備しておく
- 寒さ対策をしておく
- 雪道に慣れていない人は冬場の運転はできるだけ避ける
- 運転していてエゾシカにぶつからないように周りをよく見ておく
- 羆にはむやみやたらに餌をやらない
- 野生のキツネはエキノコックスに感染する可能性があるのでできるだけ触らない
- ソフトクリームだいたいどこでもおいしい
- おいしいものを食べすぎると、普段の生活の食べ物が美味しく感じなくなる
他の地域とは違って大変なところもありますが、その分北海道でしか見られないような風景もたくさん見られます。
ぜひ一度は足を運んでみましょう!
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