スベリスト夏目の歴史からものごとを考えるブログ

現役放課後等デイサービスが伝える発達障害の支援方法や歴史学観点から見た教育や子育て方法について

特別支援級の担任は楽そうに見えて実は大変ー個性の強い子どもたちの相手は数字では計り知れない

どうもスベリスト夏目です。



放課後等デイサービスで仕事をしていると、よく特別支援学級の先生とお話しすることがあります。


その中で気がついたこととして、

担任の先生が若いこと。
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いくつかの学校を見ていく中で妙にその傾向が強いように感じます。


その理由と特別支援学級のことについて書いていきます。

目次

1.子どもの人数が少ないから通常学級よりは楽そう


よく耳にすることで、特別支援学級は人数が通常学級より少ないからいいよね。

一般的に通常学級は30人子どもがいますが、


特別支援学級は4〜5人ぐらいで2桁人数になることはありません。
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なので人数という点に関しては一見すると楽なイメージに思われがちです。



宿題のチェックも少ないし、親御さんも数人しかいないので対応がしやすいしと表面的には負担が少ないように思われがちです。



なので若い新任の先生が30人だと負担が大きいので、人数の少ない特別支援学級から始めて慣れてきたら通常学級で担任を持たせようと意味合いが含まれているいるかと思います。



私自身が現場で働いたときは特別支援学級の先生は常勤講師で正規採用の方ではないクラスとありました。



今送迎で行っている学校は半分ぐらいは若い先生がやっているイメージです。

2.特別支援学級は通常学級のものさしでは測ることができない


通常学級よりも人数が少ないから楽だろうとイメージしがちですが、実際はそうではありません。


私自身も放課後等デイサービスで勤めているので、その理由がわかります。


通常学級では30人ぐらいいて何か悪いことがあれば注意する子がいると思います。


授業の準備をしていない子に対して移動するから準備してと言ったり、授業の妨げになるような発言をする子に静かにしてと言ったりしてクラスを回そうと気を遣ってくれる子がいます。


しかし、特別支援学級では自分のペースで物事を進める子が多いので周りの子の面倒を見る子は少ないです。


先生が1人で1から10まで面倒を見ている場面を何度も見ました。


通常学級の子が1分でできることも5分以上かかることもあります。


人数が少ないから負担が少ないというわけではありません。


3.些細なことでパニックになったり、トラブルになったりする


私自身仕事で特別支援級の子どもと関わらせていただいていますが、本当に些細なことでパニックやトラブルになります


例えば、

  • 少し体がぶつかったからぶつかってきた相手を殴る
  • 宿題の量が違っていてそのことを伝えられず、パニックで泣き出してしまう
  • 全部宿題をやらなくてもいいと言われてもやらないと気が済まないので大きな声を出して助けを求める
  • 答えが全部あっていないと不安で間違ったところがあると泣き出してしまう
  • 少し嫌なことがあると宿題を放り出してどこかに行ってしまう
  • 何も言わずにドアを開けて道路に飛び出してしまう
  • 2列に並んで歩いてと言っても列をから飛び出して勝手に先に行ってしまう
  • 外に出たくないから道端に座る
  • 嫌なことを口に出して言えず他人をとりあえず殴ってしまう
  • 車のドアを開けてどこかに行ってしまう
  • 消火器を学校の廊下にまき散らす


これは私自身が学校や放課後等デイサービスで特別支援級の子どもや発達障害で通常学級で上手く適応できていない子との間で実際に起きたことです。



些細なことが命にかかわるようなことになりやすい子どもたちです。
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こういったことを知って果たして特別支援級の子どもの担任は本当に楽だと言えるのでしょうか?

4.親御さんとの連絡を通常学級の担任の先生よりも密に取らなければならない

特別支援級の担任の先生は人数が少ない分通常学級の担任の先生よりも密に連絡を取っていることが多いです。


特別支援級の子どもの連絡帳を宿題をチェックする際に見させていただくのですが、


ビッシリと記入してあることが多いです。


ノート2ページ分ぐらい書いてあることが多いです。

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それぐらい特別支援学級の親御さんは子どものことに対して必死です。


通常学級の子どもに比べて学力などで遅れを取っているので何とかしたいと思っている親御さんが非常に多いです。


それに答えなければならないので大変なんだろうなと感じます。


特別支援級ということで手厚い支援をしてもらえると思っている親御さんも多いので、担任をする側にとっても大きなプレッシャーになります。

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5.まとめ

  • 子どもの人数が少ないないからと言って決して楽ではない
  • 通常学級と同じ見方で特別支援学級を見ることはしない方がよい
  • パニックやトラブルが起きる可能性は通常学級より高い
  • 親御さんの期待が高くプレッシャーも大きい

以前は特別支援学級ではなく特殊学級と呼ばれており、どちらかというと障害の重い子が多かったですが、



現在は通常学級のこと変わらない学力、もしくはそれ以上の学力を持った子どもも特別支援学級に在籍しています。



その分先生に求められる部分も大きくなってきているのでそこを他の先生方や保護者、地域の方も理解しておくことが大切かと思います。